注目
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
AKAI MPC2000 をSDカードが使えるようにする - HxC -> GOTEK Floppy Emulator [FlashFloppy]
読み込んだり読まなかったりする挙動不安定なフロッピードライブをSDカードで代用できないかと、フロッピードライブをCFやSDに置換できるドライブを買ってあったので組み替えたが、認識せず。
mpcのフォーラムでSDカードも使える代替えのドライブを知り購入。
Gotek SFR1M44-U100 3.5 Inch 1.44MB USB Floppy Drive Emulator
製造元から怪しい文字化けのような漢字が並ぶ嫌な感じのソフトを落として、一番最初の仮想ディスクにMPC2000のOS.exeを用意すればそれだけで自動ロードして起動する。
GOTEKのジャンパピンは正面から見て、一番左に刺さないと保存できない。
仮想ディスクは100ファイルしか作れない。 (と思う
SDカードは2GBあっても、1.44MBがたった100個だ。
三桁の7セグLEDだから、000~999まで行けるのかと思ったら100までだ。
ドラムの単発サンプルも用意したし、レコードも沢山サンプリングしたい。いちいちカード入れ替えるのは、面倒だ。
ヤフオク見てたら、 これよりも良さそうなロータリーエンコーダのついたドライブを発見!
どうも見覚えのある筐体。
Roland MC-50をSD化できないかと、前にチェックしていたドライブだ。
知ってるぜ、コレ。
9000円出してヤフオクで買うなら、当然、自作でしょという事で調べてみた。
HxC というフロッピードライブのエミュレーターの存在は、何となく知ってはいたが、ファームウェアをオンラインで経由で、わざわざ流し込むのに1000円くらいかかるのは知らなかった。
そう来ても慌てるな。
インターネットは、好き者集うGEEKな世界。
世界中のお友達の中のスーパーエンジニアが、タダなのをどこかで公開してるはず。
やっぱりあった。
FlashFloppy
作者のKeir Fraserさん
機能はHxCと、ほとんど一緒。
イメージファイルを作るソフトウェアが無いくらい。
本家より見やすく分かりやすいドキュメントがありがたい。
1)用意するもの。
用意出来たら、出来たも同然。
・Gotek SFR1M44-U100 3.5 Inch 1.44MB USB Floppy Drive Emulator (¥2300)
・OLED DISPLAY (¥700)
・プッシュボタン機能付きのロータリーエンコーダー (¥500)
・プッシュボタンのキャップ (ピンキリ 何個もいらないなら秋月で買ったほうが安い)
・ピエゾ ブザー (¥500)データを入出力している時に音を鳴らす。耳障りな音なので無くても構わない。あとで、設定ファイルで音量は変えることが出来る。
・FT232RL USB TTL (¥500)
・ジャンパーワイヤー メスメス (¥150)
出来た。
GOTEKのジャンパを、正面から見て左から2つめ(S1)につける。
これ重要。
2)GOTEKにファームウェアを書き込む
FT232を使わないで、直に配線して書き込む方法もあるらしけれど、失敗したら怖い、というよりもライター経由で書き込んでみたいので、こちらを参考に書き込みした。ドライバのインストールに、てこずった気がする。
ワイアの断線には気をつけよう。
秋月の中華のものならまだ良いが、Amazonで売ってる安物中華ワイアは導通チェックした方が良いかも。
気が付かずに3時間、何度も同じ事をループし続けてしまった。。。
3) FlashFloppy(以下、FF)の mpc2000用SD(USB DISK)を作る
用意するファイル
HXC用のMPC2000用のZIPファイル(MPC2000.zip)
flashfloppy-vX.XX.zip (flashfloppy.zip)
手順
0)SDカードをFAT32でフォーマット
1)DSKA0000.HFE(MPC2000.zip)をMPC2000_OS1.72.HFEに変えて(ファイル名をわかりやすくしたいだけ)ルートにコピー
2)FFフォルダをSDカード内に作成
3)FFフォルダの中にFF.CFG(flashsloppy.zip)をコピー
4)設定の書き換え(以下の項目の変更は必須)
interface = ibmpc-hdout
host = akai
image-on-startup = static
5)FFフォルダの中にINIT_A.CFGを作成し、MPC2000_OS1.72.HFEと記入
FFで使用するディスクは、データの入ったフォルダごとコピペしてそのまま読み込めるわけでない。
IMGファイルか、HFE(HxCFloppyEmulator用のファイル形式)ファイルに変換しないと使えない。
HxCFloppyEmulatorを使ってそれが作れる。
使い方については、YouTubeで公開されていたこれがわかりやすかった。(削除された)
[HXC Floppy Emulator MPC2000 - OS 1.72 Setup Part 1]
HFEファイル形式の方が出力が早い。その代わりファイルサイズが大きくなる。
IMGファイルは出力が遅いがファイルサイズは選択した容量そのままになる。
空の仮想ディスクを沢山用意したい場合、IMGにした方がよし。
一つ生成したら、あとはコピペで増やして保存。
エミュレートするディスクのサイズを大きめにしても、MPCでは1.44M以外読めないようだ。残念・・・
フォルダ構造は以下のようにしてみた。
MPC2000_OS1.72.HFE
|
FF
|-- FF.CFG(設定ファイル)
|-- INIT_A.CFG(BOOT時に読み込むファイルのパス)
|-- HXCSDFE.CFG(HxCFloppyEmulatorを使うときに最初に読み込むファイル)
|-- *IMAGE_A.CFG(自動で出力される最後にアクセスしたファイル名が記入される)
RECORDINGS
|-- 000
|-- REC_000.img
|
|-- REC_099.img
|-- 100
|-- REC_100.img
|
|-- REC_199.img
|-- 200
|-- REC_200.img
|
|-- REC_299.img
SAMPLES
|-- MPC60
|-- MPC3000
|-- MPC2000/XL
SDカードには予め、保存用のディスクの設定も含め全て用意しないとダメ。
あとでフォルダ構造を変えると、FFで認識しなくなる。
変えたならMPC起動時に、FFのメニューに入り、一旦factory resetをする。
2GBのSDカードに、サンプルと仮想記憶領域も含めてパンパンに詰め込んだら、ブート時に自動でブートOSを読み込まなくなった。
その場合、起動直後、読み込んでいる最中に、ロータリーエンコーダのプッシュボタンを押して、メニューに入り"Factory Reset"をすれば読み込む。
これでOK。
おつかれ!
追記: 3/8 2021
書き込み途中でなくても、使ってる途中でUSBディスクを抜いてはダメみたい。安物SD->USBコネクターが壊れたのか、SDカードにデータをパンパンに詰め込んだのが原因か分からないが、MPCで認識しなくなる。
[DISK ERROR]
ファームウエアをアップデートしたり、コネクターを変えてみたり、色々、試行錯誤した結果、容量に余裕のあるUSBディスクをまともなやつに変えたら、問題なく起動した。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
コメント